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第11話 王妃になんて、まだなりません

last update تاريخ النشر: 2026-09-04 13:14:38

第11話 王妃になんて、まだなりません

「王妃になんて、まだなりません」

その言葉を口にした瞬間、大広間の空気が凍りついたように静かになった。

朝から王城へ押しかけてきた竜族古老会の面々は、皆、揃いも揃って百年以上は生きているらしく、人間で言えば六十代から八十代ほどに見える者たちばかりだった。銀色の角を持つ者、深紅の鱗を頬へ残す者、翼を畳んだまま椅子へ座っている者、その姿はそれぞれ違うものの、全員に共通しているのは「自分たちは長く竜族を支えてきた」という揺るぎない自負だった。

そして今、その自負の塊のような古老たちが、一斉にミオを見ている。

歓迎の目ではない。

露骨な敵意とも違う。

もっと厄介な、「なぜ当然のことを理解しないのか」という困惑と苛立ちが混じった視線だった。

「ミオ」

隣に座るカエルが低い声で呼んだ。

「何ですか」

「私

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